【堺 弁護士が解説】堺市の交通事故(重傷・入院・後遺障害)で「後悔しない」ためのチェックリスト|ご家族がやるべきこと |堺市の弁護士【田渕総合法律事務所】堺東駅5分

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【堺 弁護士が解説】堺市の交通事故(重傷・入院・後遺障害)で「後悔しない」ためのチェックリスト|ご家族がやるべきこと

この記事の対象:入院・手術・後遺障害が心配な交通事故(ご本人・ご家族)

堺市内(国道26号線・主要幹線道路周辺など)で交通事故に巻き込まれ、救急搬送されて入院や手術が必要になった――この段階では、被害者ご本人だけでなく、ご家族も「何から手を付ければいいのか分からない」状態になりがちです。
一方で、重傷事故は、入院中〜退院直後の動き方が、その後の後遺障害等級と賠償金を左右します。あとから「もっと早く知っていれば…」となりやすいのが、この分野の怖いところです。

本記事は、「堺 弁護士」で検索している方のうち、特に入院を要するケガ/後遺障害が残りそうな事故に絞って、次の2つを目的にまとめました。

  • 後遺障害等級認定で“取りこぼし”を防ぐ

  • 重傷事故ならではの損害項目(将来介護・家屋改造・付添費など)を漏れなく押さえる

一般的な初動対応や入院慰謝料の相場は、別記事に整理していますので、必要に応じて内部リンクも活用なさってください。
例:堺市・堺東で交通事故に遭ったら|初動対応から弁護士依頼までの完全ガイド/ 交通事故の入院慰謝料はいくら?相場(目安)や増額のポイント

結論:重傷事故は「記録」と「立証」で勝負が決まる

重傷事故で大切なのは、感情的に“強く言う”ことではありません。
客観資料(医療記録・画像・日常生活の支障の記録・事故態様の証拠)を積み上げ、法的に“勝てる形”で提示することです。

保険会社が「できるだけ早く終わらせたい」「支払いを抑えたい」という立場である以上、こちらが準備不足だと、結論はどうしても不利になります。
逆に言えば、重傷事故ほど、きちんと準備すれば、結果が大きく変わります。

【チェック1】入院直後〜1週間で必ず押さえる「5つの証拠」

ここはご家族の役割が大きいです。可能な範囲で、次を“早めに”確保してください。

1. 事故態様の証拠(過失割合の土台)

  • ドライブレコーダー映像(自車・同乗者・近隣車両)

  • 事故現場の写真(信号・停止線・見通し・路面状況・破片)

  • 目撃者の連絡先

  • 警察の実況見分調書(作成時期・内容の確認が重要)

2. 医療記録の入り口(急性期所見)

  • 診断書(病名・受傷機転)

  • CT/MRI画像(可能ならDICOMデータ)

  • 救急搬送記録、入院時サマリー、手術記録(後で取得でOK)

重傷では、急性期の画像や意識障害の所見が、後遺障害の“核心証拠”になります。時間が経つと「事故由来か、加齢か」の争いになりやすいからです。

3. 症状の経過メモ(家族の観察が武器になる)

  • 眠れない、痛みで動けない、食事が取れない等の生活支障

  • 性格変化・記憶障害・注意障害など(高次脳機能障害が疑われる場合)

  • 失禁、麻痺、強いしびれ、転倒など(脊髄損傷等が疑われる場合)

ポイントは、抽象語ではなく具体です。
×「調子が悪い」→ ○「今日、5分前に説明したことを忘れて同じ質問を3回した」

4. 付添・介護の実態(後で“費用”になります)

  • 付添日数、時間帯、誰が付添ったか(カレンダーでOK)

  • 介助内容(移乗、排泄、入浴、食事、見守り)

  • 交通費・宿泊費・差し入れ等の領収書

5. 保険の確認(支払いルートを先に整える)

  • ご本人・同居家族の自動車保険(人身傷害/弁護士費用特約)

  • 火災保険・傷害保険(弁護士費用特約が付いていることも)

  • 労災の可能性(通勤・業務中事故)

  • 健康保険の利用可否(第三者行為)

弁護士費用特約が使えるかは、早いほどラクになります。詳しくは:交通事故における弁護士特約の使い方|3つの手順を簡単に解説

【チェック2】「治療費打切り」「症状固定」を“保険会社主導”にしない

重傷事故でよくあるのが、入院後しばらくしてからの保険会社の連絡です。

  • 「そろそろ症状固定で…」

  • 「治療費は○か月で打ち切りの方向で…」

ここで怖いのは、治療を切られること自体だけではありません。
後遺障害認定に必要な通院期間・検査・記録が不足し、“非該当”や低等級の原因になることです。

ご家族ができる現実的な対策は次のとおりです。

  • 主治医に「治療計画(今後の治療・リハビリの見通し)」を確認する

  • 痛みやしびれ等の症状は、診察のたびに伝え、カルテに残してもらう

  • 検査が必要か(MRI、神経学的検査、神経心理学検査など)を確認する

  • 保険会社とのやり取りは、できるだけ書面・メールに寄せる(言った言わないを防ぐ)

交渉の基本(弁護士基準など)については、次の記事も参考になります:
堺市で交通事故の示談金・慰謝料を最大化するために|保険会社提示額を鵜呑みにしてはいけない理由

【チェック3】後遺障害等級で“取りこぼし”が起きる3パターン

重傷事故の相談で、実務上とても多いのがこの3つです。

パターン1:必要な検査が足りない(=立証不能)
「痛い・しびれる・動かない」は主観です。重い等級ほど、画像所見・神経所見・検査結果が必要となります。
急性期の画像だけでなく、症状固定前後の所見が揃っているかが重要です。

パターン2:診断書の“書き方”で負ける
後遺障害診断書は、同じ病状でも記載の仕方で評価が変わります。
「日常生活にどう支障があるか」「検査数値が何を示すか」が、読み手(審査側)に伝わらないと、認定されません。

パターン3:日常生活の支障が記録されていない
高次脳機能障害などは特に顕著です。ご家族が記録していないと、「客観性が弱い」と扱われやすい領域があります。

【チェック4】後遺障害診断書:ご家族が見るべき“最低限”のポイント

医師に対して失礼にならない範囲で、次を確認してください(※判断や交渉は弁護士が担当するとスムーズです)。

共通チェック(全傷病共通)

  • 受傷部位・傷病名が正確か(左右違い、部位漏れがないか)

  • 症状固定日が妥当か(急ぎすぎていないか)

  • 自覚症状が具体的に書かれているか(頻度・程度・誘因)

  • 他覚所見(画像、神経所見、検査結果)が書かれているか

  • 生活支障(ADL)が書かれているか(できない動作が明記されているか)

関節・骨折後(可動域制限等)が争点のとき

  • 可動域測定が、基準どおり実施されているか

  • 疼痛のため測定不能の場合、その理由が明記されているか

  • リハビリ実施状況(頻度・期間)が分かるか

神経症状(しびれ・痛み)が争点のとき

  • 神経学的所見(反射、筋力、知覚)や検査結果が記載されているか

  • 痛みの分布、誘発、持続時間などが具体か

  • 画像所見との整合性(例:ヘルニア所見の有無)が整理されているか

高次脳機能障害が疑われるとき

  • 意識障害の程度・持続(急性期所見)が把握できるか

  • MRI等の所見があるか

  • 神経心理学検査(例:記憶・注意等)の実施の有無

  • 日常生活での具体的支障(家族の記録)が整理されているか

脊髄損傷・麻痺が疑われるとき

  • 麻痺の部位・程度(運動・感覚)

  • 排尿排便障害の有無

  • 移動能力(歩行補助具、車いす、移乗の可否)

  • 介護の必要性(見守り・介助の頻度)

【チェック5】重傷事故で請求漏れが多い「家族負担」と「将来費用」

重傷事故では、入通院慰謝料や休業損害だけでなく、将来の生活を支えるための費目が重要になります。ここが弱いと、示談後に「生活が回らない」状態になりやすいです。

1. 付添看護費(入院付添・通院付添)

  • 付添が必要だった合理性(医師の指示、年齢、症状、手術直後など)

  • 実際に誰が、どの程度付添ったか(記録が命)

2. 将来介護費
重度後遺障害で、今後も介護が必要な場合は、金額規模が一気に大きくなります。
争点になりやすいのは、次の点です。

  • 家族介護か、職業介護か(将来は職業介護が必要になる可能性)

  • 介護の時間・内容(見守り中心でも評価されるか)

  • 自宅介護か、施設利用か(将来の選択肢をどう置くか)

3. 装具・器具購入費/更新費
義足、車いす、電動ベッド、特殊マット、歩行器など。
「今買った分」だけでなく、更新(買い替え)費用が争点になります。

4. 家屋改造費・自動車改造費
段差解消、手すり、浴室改造、スロープ、車いす対応の車改造など。
この分野は、見積書と、医師の意見(必要性)を揃えると通りやすくなります。

5. 近親者慰謝料(家族の精神的苦痛)
重度の後遺障害が残る場合、被害者本人だけでなく、家族の精神的苦痛が問題になることがあります(ケースにより判断が分かれます)。

【チェック6】逸失利益・休業損害:重傷ほど“働き方”で差が出る

重傷事故では、逸失利益(将来の収入減)や休業損害の組み立てが重要です。特に次の属性は、組み立てで差が出ます。

会社員

  • 事故前の昇給・役職、賞与、各種手当(資料で固める)

  • 復職後の配置転換・時短勤務などの影響

公務員

  • 休職制度や手当の整理(“損害がない”と誤解されやすい点の調整)

  • 定年までの就労可能性、退職金への影響

自営業・経営者

  • 確定申告書だけでなく、売上推移・外注費・固定費などの実態

  • 事故後の売上減が、事故由来であることの説明

専業主婦(家事従事者)

  • 家事労働の支障は、立派な損害です

  • 具体的な家事内容(料理、掃除、買い物、育児、介護等)の列挙と、できなくなった点の記録が重要

【チェック7】示談前に必ず確認したい「重傷案件の落とし穴」

重傷事故は、示談してから気づいても遅い論点が多いです。

  • 後遺障害申請前に示談しない(“後遺症は自己責任”になりやすい)

  • 既往症・素因減額を一方的に飲まない(医学的根拠の精査)

  • 過失割合の根拠を確認する(実況見分調書・ドラレコ等)

  • 将来費用(介護、更新、通院、リハビリ)の見通しを立てる

  • 示談書に「清算条項」が入ることの意味を理解する(原則として追加請求できません)

慰謝料や示談金の増額交渉の全体像は、既存記事にもまとめています:
〖人身事故〗保険会社に請求できる慰謝料は?増額する方法も紹介/ 人身事故の被害者が弁護士に相談すべき4つの理由|費用や依頼する際の注意点

【チェック8】自賠責の「被害者請求」で、入院中の資金ショートを防ぐ

重傷事故では、治療費だけでなく、差額ベッド代・付添交通費・装具代など、立替えが連続します。
このとき、保険会社の「一括対応」だけに頼っていると、支払いのタイミングが遅れたり、打切りの局面で急に資金繰りが苦しくなったりします。

そこで実務上、有効なのが自賠責への「被害者請求」です。
被害者請求を使うと、(条件を満たす範囲で)治療費等を自賠責から直接回収でき、また、重い傷害の場合には仮渡金
などで当面の資金を確保できることがあります。

もちろん、どこまで使えるかは事故類型や資料状況で変わりますが、少なくとも

  • 立替えが続いている

  • 休業で収入が落ちている

  • 付き添い・交通費がかさんでいる
    という場合は、「自賠責をどう使うか」を早めに検討しておくと安心です。

【チェック9】転院・リハビリ・通院頻度:後遺障害を見据えた“整合性”の確保

重傷では、急性期病院→回復期病院→外来リハビリ、という流れになることが多いです。
このときに大事なのは、医療記録の整合性(説明の一貫性)です。

  • 事故後の症状(痛み・しびれ・麻痺・認知面の問題)が、カルテ上も一貫しているか

  • 転院時の診療情報提供書に、後遺症の疑い・生活支障がきちんと引き継がれているか

  • 通院頻度が極端に空いていないか(空くと「軽い」と評価されやすいことがあります)

ポイントは、無理をして通院回数を増やすことではなく、医師と相談しつつ、必要な治療・リハビリを適切に継続し、その事実が記録に残る形を作ることです。

【チェック10】「家族の記録」を“法的に強い資料”へ:おすすめの残し方

ご家族のメモは、やり方次第で説得力が変わります。おすすめは次の形式です。

  • 時系列(日時):いつ、どこで、何が起きたか

  • できない動作の具体:例)立ち上がりで介助が必要、外出で道に迷う 等

  • 第三者性:看護師・リハビリ職・職場など、第三者の指摘があれば併記

  • 写真・動画:歩行・移乗・手指動作など(撮影が負担にならない範囲で)

この“生活支障の可視化”は、特に高次脳機能障害や脊髄損傷のように、数字だけでは語れない障害で効果が出やすいです。

【チェック11】弁護士が「治療中」から介入すると何が変わるのか(重傷版)

一般論としての「弁護士に依頼するメリット」は既存記事にまとめていますが、重傷案件では、治療中の介入に次の実益があります。

  • 後遺障害認定を見据えた資料設計(どの検査・記録が必要かを逆算)

  • 医師への依頼文作成・診断書の記載チェック(不足があれば早期に補う)

  • 治療費打切り交渉の早期着手(主治医の見解を踏まえた交渉)

  • 将来費用の見積もり整理(装具更新、介護、家屋改造などの根拠化)

  • 過失割合の早期是正(ドラレコ・現場写真・実況見分の分析)

結果として、被害者側は「治療に集中できる」「家族の負担が減る」だけでなく、最終的な等級・損害項目の評価が“取れる形”で整うのが大きいところです。

よくある質問(重傷・入院事故)

Q1. 入院中でも相談できますか?
A. 可能です。むしろ重傷は早いほど打てる手が増えます。来所が難しい場合は、オンラインや電話で状況整理から始められます。

Q2. 保険会社から「この金額で示談」と言われました。今は返事しない方がいい?
A. 後遺障害が残りそうな場合は、原則として“等級の見通しが立つまで”安易に合意しない方が安全です。

Q3. 弁護士費用が心配です。
A. 弁護士費用特約が使えるケースがあります。まずは保険証券を確認し、分からなければ保険会社に「弁護士費用特約が使えるか」を質問してください(詳細:交通事故における弁護士特約の使い方|3つの手順を簡単に解説)。

「堺 弁護士」でお探しの方へ:重傷・後遺障害は“早期相談”が重要

「入院中に弁護士に相談するのは大げさでは?」と感じる方もいます。
ですが、重傷・後遺障害案件は、早いほど、打てる手が多いのが実務です。

  • 検査や記録の取り方を、症状固定前に整えられる

  • 治療費打切りに対して、医学的根拠で交渉できる

  • 付添・介護の記録を“費目に変える”準備ができる

  • 後遺障害申請(被害者請求)で、提出資料を戦略的に組める

堺市(堺東駅エリア)で、重傷交通事故の対応を任せる弁護士を探している方は、まずは状況を整理するだけでも結構ですので、お気軽にご相談ください。

ご相談・お問い合わせ(堺市・堺東駅徒歩圏)

田渕総合法律事務所では、入院を伴う重傷事故や後遺障害が残りそうな事故について、治療中からの伴走を重視しています。
「何を残せばいいか」「何を医師に確認すべきか」「保険会社にどう返すべきか」を、状況に合わせて整理します。

  • 保険会社との連絡が負担になっている

  • 退院後の生活(介護・仕事復帰)が不安

  • 後遺障害が残りそうで、診断書や検査が心配

  • 提示された過失割合や示談案に納得できない

上記に当てはまる方は、お早めにご相談ください。
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